コラム

続レアメタルパニック はじめに

• 2010/04/26 印刷 このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! twitterでつぶやく

ページ 1 / 2昔の商社マンは一発あててやろうと商社の門を叩いたものだ


古き時代良き時代であったのか。いずれも当時の商社は多少の跳ね返りでも劣等生や不良でも受け入れてくれた。そういった体質を持っていた。成績が良いよりも面白い奴なら歓迎という空気が満ち溢れていた。実際失敗をしても、前向きの失敗の向こう傷は問わないという文化があった。

商社という業種は私自身も入社するまではよく理解ができなかった。ものを生産するわけでもないし、金融力が特に優れているわけでもない。しいて言えば豊富な人材と通信手段、電話だけで商売をする(口八丁の?)交渉術だけがベースになっている。逆に言えばよほど人間的な魅力と知恵が無い限り、商社の中では存在価値がない。

私自身の学生時代は放浪の時代であった。資源に興味があったのでブラジルを中心として世界35カ国を2年かけて回った。商社に入社してからも、若手に何でもやらせてくれる風土のなかで世界90カ国を歩き、資源、特に希少金属の専門家になった。本書は、そんな私のレアメタル戦記である。

20世紀はエネルギー革命の世紀


そして21世紀はデジタル革命の世紀であると云われている。レアメタルはまさにデジタル革命のキーマテリアルである。そして現在、レアメタルの世界は大混乱となっている。それは、日本が多くのレアメタル供給を依存してきた中国が、レア


まずは無料会員の登録からお試しください!