コラム

続レアメタルパニック - 第一章

• 2010/05/12 印刷 このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! twitterでつぶやく

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■技術立国の生命線の「レアメタル」が消えていく


日本は技術立国である。ただし、資源に関し ては戦略を持っていない技術立国である。原料の安定供給は日本の生 命線と言えるが、その供給ラインが、今、空前の危機に瀕している。電子部品メーカー、電子材料メーカー、最終製品を組み立てる電子機器メーカーが、原料の 調達不安に頭を抱えている。

背景にあるのは、多くの原料で進む供給不足だ。今後不足が深刻化すれば、メーカーは必要量を調達できなくなる。仮に生産が長期にわたり滞ることになれば、日本の基幹産業である電子部品、機能材料などが崩壊し、日本は飯のタネを失うことになる。
さまざまな原料のなかで、供給不足によって特に電子機器や自動車、産業機器などに大きなインパクトを与えると見なされているのが、レアメタルである。

■「レアメタル」とは何か?


さて、あなたは本書のテーマである「レアメタル」という存在を知っていただろうか。
最近では少しは知られてきたが、専門的な話になるとまだまだチンプンカンプンである。 レアメタルとは希少金属のことである。ニッケル、コバルト、タング ステンなど比較的よく知られたものから、インジウム、タンタルなど生産量のきわめて少ないものまで含み、計31種類ある。

希土類元素(レアアース)もレアメタルに含まれる。ランタンをはじめと


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