コラム

金属スクラップ相場とリサイクル③-自動車リサイクルについての考察

• 2010/06/08 印刷 このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! twitterでつぶやく

OSAKA(MRB.ne.jp)2010-06-08, 廃車関連の金属スクラップ相場を語る上で、自動車リサイクル法の理解は欠かせない。2005年1月に同法が施行されてから、処理困難物である①「フロン」、②「エアバッグ」、③「ASR」(シュレッダーダスト)の処理費として「リサイクル料金」(車種により異なるが約1万円ほど)が、ユーザー(所有者)から新車購入時にあらかじめ徴収(前払い制)されるようになった。

■自リ法施行後は、シュレッダー業者の価格競争力が増す(仕入れ値の底上げ効果)

 同法の主な目的は、使用済み自動車の逆有償を解消することだ。同法施行前だと、シュレッダー(破砕)業者の「Aプレス」(廃車プレス)買値は、「Aプレス」(写真1)の鉄スクラップとしての価値にASR処理(埋立)費を差し引いた価格(=鉄屑相場×約500キロ×0.7-ASR処理費)となる(※1)。このため、ASR処理費の分だけ相対的に単価は安かった。
 当然、「Aプレス」価格は解体業者の廃車仕入れ相場にも反映されため、鉄スクラップ市況が低迷すると、廃車の逆有償引取が発生してしまう可能性が高くなる(特に軽自動車)。

 
 
  
  (写真1)ヤードに保管されたAプレス
 ▼一方、同法施行後ではASR処理費はユーザー負担となっているため、シュレッダー業者の「Aプレス」買値は、鉄スクラップの


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