コラム

チタニウム・エイジ -1- ~夢の金属から実用金属へ~

• 2010/08/30 印刷 このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! twitterでつぶやく

さまざま実用金属が世の中に広まり、金属は人間の生活には無くてはならない物になっています。チタニウム・エイジ第一回目となる今回は、夢の金属から実用金属へ変身を遂げたチタンの起源、特徴、用途について取上げていきます。

チタンの起源

金属の歴史は約6000年前の銅に始まり、約4000年前には鉄、約100年前にはアルミが誕生しました。チタンはそれらの金属より遅れて約60年前に誕生した若い金属です。
1790年イギリス人鉱物学者 グレゴーが海岸の砂鉄の中から鉄以外の金属酸化物があるのを発見したのが最初と言われています。名付け親はグレガーとは異なりドイツ人科学者 クラプロートです。名前の由来はギリシャ神話の“タイタン(巨人)”にちなんで“チタン”としたのです。

このとき発見されたチタンは金属と呼べるものではなく酸化物の状態でした。チタンは酸化物の状態で安定する為、酸素を取り除くことが難しく、その後何人もの化学者が挑戦しましたがことごとく失敗に終わりました。金属チタンになったのは100年以上経った1910年アメリカ人 ハンターによってです。その製造方法は酸化チタン(TiO2)を塩素(Cl)と化学反応させ四塩化チタン(TiCl4)とし、それをナトリウム(Na)で還元するナトリウム還元法(ハンター法)です。ハンター法をもとに1946年ルクセンブルク人 冶金学者 クロールがマグネシ


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