コラム

トヨタのHV部品中国生産から考える今後のレアアース、レアメタル調達の変化について

• 2011/09/11 印刷 このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! twitterでつぶやく

ページ 1 / 2 TOKYO(MRB.ne.jp)2011-09-04, 日経新聞によると、トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)に使う基幹部品の中国生産を表明した、とのこと。国内雇用の維持や知的財産権の保護といった観点から、ノウハウの詰まった基幹部品は日本でつくるという従来路線を転換することになる。中国政府がHVのモーターなどに不可欠なレアアースの輸出を抑制しており、調達への不安を解消する狙いもある、とのことだが、この発表は今後の日本のレアアース調達、さらには他の素材原料調達にとってもひとつの転換点になると思われる。(文・編集構成 棚町裕次)

中国のレアアース、レアメタル政策は確実に国家管理体制に向かっており、輸出量は言うまでもなく、採掘量、生産量までも厳格な管理下に置かれている。世界に遍在しているネオジムなどの「軽希土類」は今後、中国以外の国からも調達は可能になるが、ジスプロシウム、ユウロピウムなどの「中重希土類」はコスト面、安全面(放射性元素の有無)の点からみても、やはり中国に依存せざる得ない。

HV、EVのモータに使うレアアース磁石の最大の課題はこのジスプロシウムの確保にあったが、磁石メーカーは中国現地での生産を探っており、さらにレアアース鉱山を保有しているレアアースメーカーとの提携あるいは合弁も探っている。川下業界はすでに「中国生産」を視野において動いているの


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